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セキドの最新事情

ドローン世界最大手「DJI」の今を知ろう!最新DJIドローン事情!

DJI本社(中国 深セン)

DJIとは

世界的なドローンメーカー「DJI(ディージェイアイ)」。現在の社員数は11,000人を超え、本拠地である中国の深セン以外にも、アメリカ、ドイツ、オランダ、日本、韓国、北京、上海、香港に拠点を置いています。ドローン世界シェアトップの大企業となったDJIの創設は2006年です。創業者フランク・ワン氏は、少年時代の誕生日にもらった日本のラジコンヘリコプターを飛ばしたときに墜落させてしまい、「もっと安定して簡単に飛ばすことはできないのか」という疑問を持ちました。その経験が、後に安定してフライトできる装置(フライトコントローラー)の開発へと繋がります。通常、ラジコンヘリコプターを飛ばす時は、常にパイロットが舵を入れてバランスを取る必要があり、ただホバリングするだけでも高度なテクニックが必要です。DJIドローンが凄いのは、それらを自動制御し、安定した飛行を自立して行うことができることです。内部にIMU(慣性計測装置)、ビジョンセンサー、気圧センサー、GPSなどのセンサーを搭載し、フライトコントローラーがそれらの情報を統合して計算することで、安定した自立を可能にしています。2012年には、現在のドローン代名詞とも言える「Phantom」を発表。ラジコンヘリに比べて格段に安定した空撮を可能にした機体です。その登場は「映像業界の革命」と言われ、瞬く間にラジコン業界、映像業界では知らない人はいないメーカーとなりました。

PHANTOM 4 PRO V2.0

とどまる所を知らない!DJIの開発技術

2016年には「障害物認知システム」を搭載した、Phantom 4 を発売。ドローンが発売された当初は、夢の機能と言われていた障害物認知機能を、わずか4年足らずで搭載しました。安定性・安全性のほか、DJIドローンは「カメラジンバル性能」が優れていることも特徴です。ジンバルとは、撮影時のブレを吸収し、滑らかな映像表現をするための機構で、ドローンに搭載するカメラは、風やドローンの揺れ、モーターの振動などによってブレが生じますが、ジンバルがそれらを感知してカメラを水平に保つよう自動補正します。この技術はドローンだけでなく、カメラスタビライザー OsmoやRoninシリーズの開発にも生かされています。次々と新しい製品を生み出し続けるDJI。とどまる所を知らない開発力と技術革新によって、業界の最先端を進み続けています。

折り畳み式・小型タイプの登場で一般ユーザーが注目!

機体、送信機、バッテリー、充電器などの飛行に必要なもの一式が入っていて、それを買っただけで楽しめるという「オールインワンパッケージ」が、「Phantom」シリーズでスタンダードになりました。誰にでも安定した飛行を可能にしたDJIは、次に小型ドローンの開発に力を入れます。2016年に発表されたのが「Mavic Pro」。折り畳んで小さく収納することができる上に、高画質4K動画の撮影ができるという画期的なドローンで、メディアでも注目を集め、コンシューマーの注目が高まりました。ドローンの利用はプロの現場でというのが主流だった時代から、コンシューマーが手にする時代へと移り変わり、ドローンの小型化が加速します。翌年の2017年には、「Spark」「Mavic Pro Platinum」と新型のコンパクトモデルを立て続けにリリース。2018年に発表された「Mavic Air」は、折り畳むと手のひらに収まるサイズまで小型化、前方後方に障害物認知システムを搭載し、安全面も更に向上しました。さらに、ジェスチャー操作機能という、送信機を使わなくても人間の動きを認識してドローンを操縦する、ユニークかつ未来的な機能も盛り込まれ、コンシューマ向けドローンの決定版とも言えるモデルとなりました。

とどまることなく進化するDJIのドローン技術。今後もDJIの動向に目が離せません!

ドローンのニュースタンダードは、MAVICの時代へ!

小型ドローンの発売当初は、小さくなるほど風の抵抗を受けやすくなると懸念されていました。しかし、モデルチェンジごとに飛行安定性能が向上し、プロの現場でも小型ドローンが選ばれるようになっていきます。そして、2018年8月に小型ドローンの革命的モデル「Mavic 2 Pro」「Mavic 2 Zoom」の2機種が発表されました。「Mavic 2 Pro」は、高級カメラメーカー「ハッセルブラッド」と共同開発した1インチセンサーカメラを搭載。コンパクトながら「Phantom 4 Pro」に劣らないカメラ性能を持ちます。「Mavic 2 Zoom」は、光学2倍ズームを備え、デジタルズームと合わせて最大4倍ズーム可能な1/2.3インチ 12MPセンサーカメラ搭載で、離れた場所からでも対象物をズーム撮影可能となりました。また、モデル共通の性能として、全方位(前後上下左右)障害物認知システムを搭載。コンシューマ向け小型ドローンで培った技術を生かし、プロの空撮現場でも申し分なく利用できる安定性と安全性、撮影クオリティーを実現したのです。

2018年のセキド事情を総ざらい!

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